NMRなんて久しぶり

ひさしぶりにNMRの部屋に入りました。
NMRとは、物質の構造決定にとっても有用な機械さんです。
所属機関には500MHzのがあったのですが、今まで触ったことがありませんでした。

昔、友達にNMRの部屋に入ると眠くなるのは装置の中に入っている磁石に、体内の血液中ヘモグロビンに含まれるFe(鉄)が引き寄せられ、血液の循環が滞るからだと説明され、非常に納得しました。事実、NMRの測定をするときは、その積算時間のあいだに何度となく居眠りを経験していたので・・・。
後にエライ先生の前でその知識をもっともらしく「そうなんですってね〜!」と言ったときに嘘だったことがバレ、とてつもなく恥ずかしい思いをしました。
もつべきものはいい友達です。

NMRで構造決定ががんがんできるような仕事がしたいものです・・・。
どうやったって我々の分野は微量成分が仕事のメインですから。
ミリグラムオーダーで物質が単離できるとか聞くとうらやましかったなぁ。