深夜特急読破

(また・・・)後輩に借りてほぼ読破。
読むスピードの早さに驚かれる。

本自体もおもしろいのですが、付録でついている対談がとてもおもしろい。前に読んだときは、読み流してしまっていたので今回は新たな発見がいくつかありました。

6巻目は井上陽水さんとの対談。これが一番印象深かったです。
その中で、年月を重ねていくと、どのようなポイントで人や物を記憶していくか、という話がありました。
例として、「女性(おそらく何らかの関係のあった)をどのように記憶しているか」という話がでてくるのですが、吉行淳之介さんは「シュミーズ(←このへんに時代を感じません?)を脱ぎかたは覚えている」と答えたそうです。
この話を読んで、なんとなく「あ、いいな」と思ってしまいました。
多分、本当のことを言っているんではないんでしょうけど(笑)、そういう、うすぼんやりとした印象だけが男の人の中に積み重なっているとすれば、それは一つのファンタジーのような気がします。

人それぞれ違いがでそうで、おもしろいテーマだと思うので、今度いろんなひとに聞いてみたいと思っています。