「どっかいきたいよね」という言葉の魔法

沖縄から帰還。
帰りに友達と待ち合わせて、初めて羽田空港国際線ターミナルに行ってみました。

期待しすぎていたのかなんなのか、なぜか伊勢の「おかげ横丁」という形容しか思いつかず、う〜〜〜〜んとうなっちゃった。
ま、何はともあれ便利なのはよろしいことです。

沖縄帰りの話題としてはナンですが、どっかに行きたいよね、弾丸トラベラー的な旅行がしたいよね(これは私だけ)、という話をして、こういう会話だけ(空想もしくは妄想)だけで人の気分ってあがるもんなんだわと実感。
私のデルタマイルがなくなるまえに、実行に移さねば・・・。

以前はもっとフットワークが軽かったけど、そうもいかない今日この頃。仕事あるもんなぁ(笑)。



それと関連して、といってはなんですが、沢木耕太郎氏の「旅する力 深夜特急ノート」を読了。
深夜特急自体もとても好きだったので、おもわず手にとってしまったのでした。

恐れずに。しかし、気をつけて。

沢木さんが「旅をしようか迷っている人にかけるとしたら」という問いに対し、こう答えておられます。
思いがけず、自分が他人に言っていたことだったので、驚きました。


まだ若いころ、鹿大のY先生という(私からみると)どこにでも、どんなところにでも行って、なんでも食べて仲良くなってピンピンしたまま帰国できそうな雰囲気の方と話をしていたときに、思いがけず「私は慎重ですよ」という発言をされたんですね。
当時、結構鉄砲玉のような旅行を繰り返した自分にとって、あこがれる存在だったY先生なんですが、その人の口からこのようなコメントが飛び出して驚きました。
食べ物にしろ、習慣にしろ、それをして自分が大丈夫か、ということをいつも吟味して行動しているというお話を伺った記憶があります。

そうか、私がこうありたいと思う旅をする人は、自分の身の程をちゃんと知って、旅を楽しめる人だったのだなと思い至ったのです。

それ以前にもあまり無理な行動はしていませんでしたが、意識して、慎重になるようになった契機はその会話だったわけ。


たぶん、今の自分が楽しめる旅は、あのころの旅とは違うものなんでしょうけど。

これから旅(といえば聞こえがいいが要は出張)が続く6〜7月。
無理をせず、ある程度は楽しんで、こなしていければなと思った次第。


もっともっと若いころは、ホリー・ゴライトリーの名刺にある肩書「トラヴェリング」にあこがれてたこともあったような(笑)。

自分が途上にあること(旅も人生も、と形容されますが)をちゃんとわかって、そのうえですべての物事を見ることができれば、きっともうちょっと楽に生きれるのでは!?と今更ながら分かったわたくし。
Travelingと紙に書いて目の前に貼りだそうかな。


へとへとなんで、今日は早めに休もうと思いまふ。
つくば寒いよ!!